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都立小石川合格秘話

   今年の都立中高一貫校入試は、昨年を上回る厳しい競争となりました。都立 の入試は受験倍率が非常に高く、今年も都内の小学6年生のうち10人に1人 が受験するほどの加熱ぶりでした。

   今日は、今年のアルペ生の中から、その厳しい競争に勝利し、見事「小石川 中学」に合格した生徒のお話をします。

   彼が目標を定めたのは5年生の時。小石川中学の環境や理科に重点をおく指 導カリキュラムに魅せられたとのことでした。

   初めのうちは、アルペでは私立中学向けの勉強、公立対策は1クラス20人 の他塾の講座を受講しました。しかし、その適性検査対策の集団指導では、算 数の内容が基礎的なことに終始しすぎてしまったり、最も指導が必要な記述の 添削を見てもらえず、思うようにレベルアップできずに悩んでいました。

   そこで、私立中学の勉強と並行する形で、アルペでの都立対策特訓を始める ことにしました。5年生の2学期のことです。小石川は、適性検査Ⅰ~Ⅲの3 つの分野で出題されます。最も重要な学力は「記述力」と「思考力」です。

   学習を進める上で一番気をつけたことは、漠然と取り組まずに、それぞれの 分野で自分なりの課題を決めて取り組むことです。出題者の意図を読み取る練 習も何度もしました。また、過去問の分析にもかなり時間をかけました。

   彼が苦手だったのは、500字の作文です。段階を踏んでスキルアップする ために、半分以下の200字作文の練習を積み重ねました。正しい文法で書 くこと、文の構成を改善することが課題でした。身の回りのことに関心を持 つために、小学生新聞の記事に対する意見をまとめる練習も続けました。

   毎回、彼が書いたものを添削し、書き直す特訓を続けました。3ヶ月もす ると、あれだけ苦手だった文章の書き方に上達が見られました。

   そして試験当日。彼は併願校の私立中学の合格を自信にして、落ち着いて 試験へと出かけて行きました。・・・しかし、試験の後、彼は今にも泣き出 しそうなくらい不安な気持ちを抱えながらアルペに帰ってきました。

   なんと2つも(!)解答を「空欄」にしてしまったのです!これにはさすが に、お父さんお母さんも、さすがにあきらめている様子でした。

   ですが、私たちは合格を強く信じていました。なぜなら彼は自分の解答に 至る経緯を完璧に説明することができたのです。その説明を聞いて「本当の 学力」がついていることがわかりました。

   計算で手こずって、時間がなくなってパニック寸前。でも、その状況の中 で最後まで冷静に対処することができました。これが勝因だったのです。彼 はこの受験を通して精神的にもかなり成長しました。(実はこのことが一番 うれしいのです!)

   今後も都立中学の入試はますます激化していきます。でも、「書くこと」 を中心においている入試だからこそ、的確な訓練を続けていけばチャンスは つかめるはずです。

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